”祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす。”(平家物語より)
別名”夏椿”とも言われるシャラのお花。
その命は、たった一日。
朝咲いて、お昼見たら、黄色のおしべは、もう茶色っぽくなっていて、
夕方には、お花は地面に落ち始め、命の短さを感じます。
毎年、地面いっぱいに落ちてしまったお花を拾い上げながら、
愛おしい想いがこみ上げて来て、胸が熱くなります。
はかなさゆえの美しさ、真っ白な花びらのシャラのお花。
今年もまた、命の限り、咲きました。
天を仰いで咲きました。
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